サイフォンコーヒーとともにいただくバタートースト

こうして、コーヒー一杯を出すそのスタイルにまでこだわるお店は、
バタートーストも当たりの場合が多いです。
カップもオシャレですし。

でも。。。バターが溶けません。
確実に、マーガリンじゃなくバターを使っていることは良くわかります。
ただ、これじゃ「バタートースト」としての美味しさは出ません。
焼いた食パンとバターを別々に口の中に合わせて一緒に飲みこむだけで、
「バタートースト」の味は楽しむことができないのです。
しかも、パンが・・・重い。
かなり食感の重い、私でも頑張って何度も何度も噛まないといけない生地タイプの食パン。
珍しいですねぇ、こういうタイプの食パンを喫茶店のモーニングで出すのは。
そうはいってもここは、けっこうマダムの皆様で流行っています。
コーヒー代だけで、このスタイルで出てきて、
コーヒーは2杯分。バタートーストも一枚。
ゆで卵。
そして、濃厚ヨーグルトにはちみつ。
セレブな皆様が気に入りそうな雰囲気は抜群です。
お店にも高級感もありますし。
でも、バタートースト評論家としての私の立場からすると。。。
このバタートーストは普通ならあまり好まれないのでは・・・と思います。

だって、お店の雰囲気や客層を見ても、年代の高い方が多いのです。
メニュー一冊ですら高級感を漂わせていますし。
なのに歯にギシギシと力を感じながら一生懸命噛み、
飲みこむのにものどにひっかかりそうな水分少なめのパンは、
お年を召した方にはちょっと優しくない感じがします。
ちょっと前なら(こんなに食パンブームになってない時代)こういうのもアリでしたし、
こういった食パンが高級感がある感じもしていました。
でも今は、食べる側の食パンの指向もずいぶん変わり、
作る側も工夫して良いパンや様々なバラエティー豊かな食パンを生産しています。
このタイプの食パンなら、せめてバターを薄く塗って伸ばしてあげるとか、
もう少し食べたときにのど越し良いようにして差し上げると
良いのではないかしら・・・と思います。
そののど越しを助けるためにコーヒーを飲む、というのが本来。
と言われればそうなのですが、
美味しいバタートーストであればあるほど、
その美味しさを味わって呑み込んで鼻から抜ける香りも味わって、
そして、コーヒーも一口飲むと口の中もスッキリして、コーヒーの幸せな香りにも包まれる、
というのが醍醐味な気がするんですよね。
バタートーストをコーヒーで流し込まなきゃいけないというのは、
どちらももったいない気がして。
それはさておき、
濃厚ヨーグルトがめっちゃおいしいですし!!
コーヒー2杯分あるし、席が空いてればゆっくりできるからまた行きたくなっちゃう!
という感じでお客さんが結局入っちゃうから、改善する必要性を感じなかったり気づかずに済んでしまうのかもしれませんね。
お客さん入ってるならそれでいっか。という考え方もありますしね。
このお店、も~っと素敵になりそうなのにな。
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